SharpKey Multi HID Interface の紹介

はじめに

engineers@work によって開発された SharpKey Multi HID Interface について、動作、検証をする試みです。
海外のコアな8BitレトロPCファンが日本のユニークな8Bitパソコンを使いこなすために、日夜、解析・研究を行い、今も新しいプロダクトを生み出していることに敬意を表します。

SharpKey Multi HID Interfaceとは？

キーボード分離型のレトロPCにおいて、そのキーボードをPS/2キーボードでエミュレーションし動作させるためのアダプタです。
詳しくは、オフィシャルサイトにて解説されています。

オフィシャル　SharpKey Multi-HID Interface

現在(2023-11-25)、対応されている機種とキーボードは下記のとおりです。

SHARP MZ-2500, MZ-2800, X1, X68000
NEC PC-9801シリーズ

SharpKey Multi HID Interface の設計、ハードウェアおよびソフトウェアは、GNU Public License v3 に基づいてライセンスされています。
作者からの明示的な許可がない限り、このデザインまたはハードウェア/ソフトウェアを商業的に利用することはできません。

動作の仕組み

PS/2キーボードと SharpKey Multi HID Interface アダプタによって、専用キーボードを置き換えます。

専用キーボードとPC本体は決められたプロトコルによってキー状態を通信しています。これは機種ごとに異なります。
PS/2キーボードも規格化されたプロトコルを使用していますが、これをPC本体のプロトコルに変換するのが、SharpKey Multi HID Interface の役割です。