MZ-2200
当時のパソコンとしては面白い形をした筐体のMZ-2200。中身的にはディスプレイとCMTを取り外し、標準でグラフィック出力を可能にしたMZ-2000 。
MZ-80系に続き、80B系でもオールインワン設計に別れを告げる。
CMTは専用のカセットデッキ、MZ-1T02 を接続して使用する。デッキ制御もMZ-2000由来で同等に制御できるが、テープデッキとしての汎用性は無い。
最後のボンネット構造を持つ機体。中身は、ディスプレイ&CMTの回路が無いため、劇的にコンパクトになっている。どちらかと言うとケースの大きさに対し、中身がスカスカな印象を受ける。
広い天板部分はプラしか使用されていないので、ブラウン管モニタなどの重量物を載せることを想定した構造になっていないと思われる。
キーの構造は写真の通り分解できるのでバラして接点を拭くなどでメンテナンスできる。接点復活剤などを吹き入れるとスイッチケース内に溜まるので推奨しない。
MZ-2200 基板を愛でる
1枚目がメインボード、2枚目がグラフィックボード。
どちらも、MZ-2000のものを流用しているため、構造も全く同じ。16ビットボードもそのまま搭載できる。
今後、MZ-2000のソフト実機動作をメインにするなら、MZ-2000よりMZ-2200を入手して、モニタを外付け。拡張カードでFDDを繋げれば比較的メンテナンスしやすい環境が得られる。MZ-2000系の直系を残すなら、この機種を選ぶかもしれない。






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